行動科学の社会実装を推進するケイスリー株式会社は、堺市環境行動デザインチーム「SEEDs(Sakai team of the Environment and Economy behavioral insights and Designs)
」の立ち上げ支援を行いました。
当社は今年度、堺市の「環境行動変容に向けたナッジ等活用方策等検討支援業務」も受託し、人材育成や施策検討、庁内におけるナッジの試行支援等、環境施策への行動科学(ナッジ)活用のための多角的なサポートを実施しています。
当社は、浦添市の大腸がん検診受診者数を前年度比40%増加させた例に代表される行政向けGovTechプロダクト「BetterMe」(*1,*2)の事業や、民間企業や大学機関との共同研究等を通じて、行動科学(ナッジ)の知見蓄積と社会実装を推進してまいりました。 併せて、世界初の行動インサイトチームである英国のBITや米国のideas42、横浜市行動デザインチームYBiTなど国内外の行動科学の専門家組織とのネットワークを持ち、お互いの知見を共有しながら、ナッジを活用した事業の成果向上や、社会に受け入れられやすい事業づくりに活かしています。
今回、当社が持つリソースを活かし、堺市が市民等の行動変容を促すため環境施策にナッジの手法を活用することを目的として発足させた堺市環境行動デザインチーム「SEEDs」の立ち上げを支援致しました。本チームは、公務で活動するナッジユニットとしては政令市初、環境分野に特化したナッジユニットとしては全国の自治体で初となります。
また、当社は今年度6月より、堺市の「環境行動変容に向けたナッジ等活用方策等検討支援業務」を受託し、SEEDsメンバーの人材育成や行動科学を活用した環境施策の検討、庁内における試行支援など、堺市が行動科学の活用を実践していくための多角的な支援を中長期に実施します。
<支援業務内容>
行動科学(ナッジ)に関する研修の実施
効果検証研修の実施
市役所庁内におけるナッジの試行支援 ※施策検討の支援及び効果検証
環境施策におけるナッジ等の活用方策の検討
この度の機会を活かし、当社は、より良い公共サービスの実現や効率的・効果的な社会課題解決の仕組みづくりを志す行政機関への支援や協働の幅をさらに拡大させていく所存です。
*1 BetterMe
社会課題が山積みとなっている現代日本において、効率的・効果的な課題解決手法の開発と社会実装を同時に行い、より良い公共施策を実現するために生み出されたGovTechプロダクトです。行動科学、デジタル・アナリティクス、SMS(ショートメッセージサービス)の3つを組み合わせることで、行政DXを推進し、市民の行動変容につながる公的通知を実現します。
*2 2020年11月18日「ケイスリー、沖縄県浦添市にて行動科学(ナッジ)及びSMSを活用し、大腸がん検診受診者を40%増に」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000023382.html
【本件に関するお問い合わせ先】
会社名:ケイスリー株式会社
担当者:熱田
連絡先:contact@k-three.org
【会社紹介】
代表者:代表取締役社長CEO 幸地 正樹
所在地:
・沖縄本店:沖縄県那覇市与儀86番地
・東京本社:東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水 P210
設立:2016年3月
ホームページ:https://www.k-three.org
プロダクトURL:https://betterme.jp/
事業概要:
・社会的インパクト・マネジメントや成果連動型官民連携など、成果向上に向けた手法の研究開発・導入支援
・EBPMの実装に向けたGovTechプラットフォームプロダクトの開発や共創による社会課題解決に向けたオープンイノベーション
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