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ケイスリー株式会社

社会的インパクト評価の推進に向けたロードマップ(Ver 1.00)を発表

更新日:2020年9月26日

弊社が共同事務局を務める社会的インパクト評価イニシアチブにおいて、2020年までに日本における社会的インパクト評価を推進するビジョン、および必要な取り組みをまとめたロードマップを発表しました。今後、本ロードマップに基づいて、具体的なプロジェクトの推進、適宜ロードマップを見直しながら、2020年VISIONの達成に向けて取組んでいきます。


詳細は、以下の社会的インパクト評価イニシアチブウェブサイトを参照ください。

http://www.impactmeasurement.jp/news_event/



1.2020年VISIONと3つのテーマ


【2020年VISON】

2020年までに、社会的インパクト評価を広く社会に定着させ、社会的課題の解決を促進させます。

●テーマ「社会的インパクト評価文化の醸成」

(事業者及び資金提供者における文化醸成)

 ・インパクト志向原則に賛同する事業者・資金提供者が、あらゆる地域・ 分野にて

  全国で1,000団体以上存在する。


(社会的認知)

 ・社会的インパクト評価に対する認知が年代や階層を越えて広がり、認知 度が1割を

  超える。

 ・ 社会的インパクト評価・インパクトサイクルに基づく事業運営が事業者 の信頼性と

  結びつくようになっている。


●テーマ「社会的インパクト評価インフラ整備」

(評価人材の育成)

 ・全国で1,000名が基礎研修を修了し、100名が実践研修を修了している。

 ・社会的インパクト評価に係る専門講座が開設されている。

 ・インパクト志向原則に同意した団体のうち80%でガイドライン・手引き が活用され

  事業管理が改善している。

 ・ NPO法の20分野(例)で共通的な指標が整理、活用されている。


(評価手法の確立)

 ・インパクト志向原則に同意した資金提供者のうち90%で評価コストの支 援がある。

 ・ 評価支援基金が設立され支援が行われている


(評価支援体制 (資金面・技術面)の整備)

 ・リソースセンターに1,000件の評価事例がアップロードされている。

 ・ ピアネットワークに1,000名が参加し、累積で5,000件のレビューが行われ ている。


●テーマ「社会的インパクト評価事例の蓄積・活用」

多様な(目的、手法、セクター、分野、地域等を含む)社会的インパクト 評価事例が

あらゆる地域で1,000事例蓄積され、活用されている。




2.ロードマップの3つの特徴


2020年に目指すべきビジョンとそのために必要なアクションを具体的な数値、時期を含めて明示

有志により新たにプロジェクトを立ち上げ、アクションを開始します。

進化するロードマップ

各プロジェクトの進捗状況をチェックするとともに、必要なアクションについては適宜改訂を行っていきます。

マルチセクター・イニシアチブで策定したロードマップ

策定に加え、実行、管理においても、多様なステークホルダーが行っていきます。




3.ロードマップを読まれる皆様に期待すること


●営利・非営利を問わず社会的課題解決に意欲的に取り組む団体の皆様

「評価を実践」し、「評価を力に変え」、「組織の発展」、「課題解決力向上」につなげていただくこと。

●助成財団、ファンド、コミュニティバンク、NPOバンクなど資金仲介者、資金提供者の皆様

資金提供の際の目標や根拠を明らかにし、成果を生み出す事業や活動、 評価の実施に資金を振り向ける 「インパクト志向」を身につけていただくこと。

●中間支援組織の皆様

評価を力に変えていこうとする団体に寄り添い、評価の実践を支援するとともに、自らも評価の実践を支援する 力を高めていただくこと。

●シンクタンク、研究者など専門家の皆様

評価実践における知的基盤の構築を図るとともに、知識と実践の橋渡しという役割を担っていただくこと。

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